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先日、１月３０日。田中外務大臣が更迭されることとなった。そもそも このような事態になってしまった原因は何だったのか？
たいていの事については ホームページへ書き込みはしないことにしていたが、今回は違う。この記事を見た時に『ああ、これで日本も終わりだ！』という気持ちが 自分を突き動かしたといえよう。
そもそも、アフガン復興支援会議からＮＧＯが締め出されたことが発端である。諸説入り乱れているが、もっとも信頼できる話は、ＮＧＯの大西氏の話であろう。１月３１日の福島民友という新聞に記載された文書をここに転記してみよう。
「アフガニスタン復興支援会議への参加を一時拒否された非政府組織（ＮＧＯ）『ピースウインズ・ジャパン』（ＰＷＪ）は三十日、会議前に計四回、外務省を通じて鈴木宗男衆議院議員から呼びつけられた際のやりとりを公表した。・・・
昨年十二月十八日 永田町の鈴木宗男事務所
鈴木氏 あの新聞記事は何だね。いかにもおれが悪者のように書かれて。・・・
鈴木氏 国民の税金を集めているのはおれなんだ。税金を使うなら政治を無視してできると思うな。こんな行儀の悪いＮＧＯへの支援も考え直さなきゃならんな。・・・・
今年一月八日 衆議院第一議員会館・・・・
鈴木氏 おれとのアポをキャンセルしやがって。ふざけるんじゃないよ（何度も机をたたく）。アフガン会議では一銭も金はやらんからな。覚えておけ。・・・
・・・『大変困ったことになった。（一月十八日の）朝日の記事を見て鈴木さんが大変怒っていて、会議に出席させるなと言っている。謝りの電話を入れてくれないか』と連絡があったという」（１月３１日 福島民友新聞より引用） 国会議員から 実際に話をされた大西氏の話であるから、これが本当の話であろう。ここを基本として考えてみると全てがわかるであろう。大西氏らの非営利集団の話である。なんらかの利益を考えての発言ではない。
今回の事を 大橋巨泉さんは、以下のように話していた。
「・・・田中大臣は 今まで何度もミスをしてきた。・・・その時には更迭されないでいたのに。・・・今回 田中外務大臣は良い事をしたんですよ。会議にでられないＮＧＯ団体を アフガニスタン支援会議に出席できるようにしたのは 田中大臣の力ではないですか・・・」
まさに、これが一番の問題であろう。良い事をしてその結果更迭された。一部族議員や 有力な議員の意向に沿わなかったというだけで、更迭されたのである。日本は こんな議員に率いられているのだ。『もう 終わりだ』と言わざるをえない。 この辺のいきさつにつきましては、ピース ウィンズ・ジャパンのホームページもご覧下さい。
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