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「学校の知人を『カラオケ』を餌に呼び出し、暴行を加えたあげく死なせてしまった事件があった。」とTVのニュースで放送していた。犯人は１7歳以下の若者数人で、そのうちの１人は１５歳であったという。ご存知のように４月１日から少年法が改正となり、１５歳であってもいったんは検察に送致されるようになったが、この事件はその網の目を潜り抜けるかのように３月３１日に起こった。
法律上からは 重大な過失（「今回の事件は過失では無い。むしろ意図的な『殺人』であった。」かのように報道されているが）を引き起こしても１６歳未満なので 数年間少年院で生活を行えば 社会復帰が出来るそうである。
確かに、まだ若い彼らの将来を考えれば やり直しできる環境を作っておく必要性はあるだろう。しかし、それはあくまで『自分の行った事の影響を知り、心からの反省を行った者にのみ開かれるべき道だと思う。
報道の内容を見た限りでは、彼らにその反省は見られないようである。少年が友人に宛てて書いた手紙の文面は『ヒマ、ヒマ。ここを出たら遊びに行こう』という内容だったそうである。
確かに、最長で２年。この期間を過ごしてしまえば誰にとがめられる事も無く 社会に復帰して普通の生活が出来てしまうのである。むしろ その仲間内では『勲章』になるらしい話も聞いている。
自分達の仲間で他人を傷つけ、殺害しておいて そのうえ反省もせずに社会復帰できる？はたしてこれが１５歳であるからといってゆるされて良いものだろうか？主義とか主張とかの違いによって引き起こされた事件ではなく ただ気に入らないというそれだけの理由で、他人の将来を奪っておきながら 何事もなかったかのように戻ってくる。
人間の命は、何物にも替えがたいほど大切であるはずで、その事をないがしろにしてはいけないと思っているんです。その為には、たとえ２０歳以前であっても『殺人』等の重大な事件を引き起こした犯人に対しては『無期懲役』にすべきです。例えば死刑の判決が下り 実際に『死刑』が執行されたとしたら、犯人の悔い改められる時間は永遠に止まってしまいます。それよりも『死』を与える事なく 永遠に自由を束縛された形で考え・悩ませたほうが より重い罪の償い方のような気がします。
よく『殺しても飽き足らない』と、犯人の事を言う被害者の遺族の方がいらっしゃります。早く決着をつけて何もかも忘れていましたい気持ちもわかります（わかるような気がします。ただ、実際に自分がその立場に立ったわけではないので憶測ですが）。「本当に罪を償わせる意思があるのであれば 『無期懲役』が もっとも妥当な選択ではないのか。」と思うわけです。
昨日は 別のTVで死刑囚の事を放送していました。この犯人は借金を繰り返し 消費者金融に手をだして ついにお金が返せなくなり 保険金殺人を偽装する事によって『取立て』から逃れようとしたのです。彼は この事件で死刑の判決を受け、いまも刑務所に服役しています。その彼が 心の中からの反省を行うきっかけになったのは宗教だったようです。
神に祈りをささげ、自分自身を見つめなおした時に改めて自分の過ちを知ったのです。かれは、被害者の兄に『手紙』で自分のしでかした事件をわびました。何度も 何度も手紙を書き続けたようです。書く事によって自分の心と対面していった事が ついに被害者の兄に伝わったのです。
お兄さんは言います。『決して許したわけでは無い』と。『しかし、死刑は執行してほしく無い』と。この心が 全てではないでしょうか？「生きて、生きて、そして生きている間 罪の償いをし続けてもらいたい」そんな気持ちなのでしょう。
彼らにも「こんな風な罰が必要なんじゃないか？」と思っているわけなんです。こんな罰を若者にも与える時期がきているんじゃないかな？と思うわけです。
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