|
今日は、「今しきりと噂になっている『自民党の総裁選挙』について考えてみたい」と、思っています。
次期総裁候補候補を決めるだけでも 非常に混乱しましたが、やっと４名が名乗りをあげ 総裁戦が盛り上がって？？きました。皆さんご存知のように「橋本」さん・「亀井」さん・「麻生」さん・「小泉」さんです。
共同通信社の電話による世論調査によれば、ほぼ半数の人が「小泉」さんを支持しているようです。まあ私に言わせてもらえば妥当な線でしょう。（私でも 調査の対象になれば「小泉」さんを支持しますので）
ところが やっかいな事に自民党総裁−多分総理大臣になると思われますが−を選ぶのは国会議員と自民党員ですので すんなりと決まるわけでは無いのです。「森総理大臣は『密室』で決められた」という批判が多く さすがの自民党幹部も今回は各都道府県に３票を割り振り、開かれた総裁戦をアピールしています。
しかし、こんな事で誤魔化したつもりでも多分結果は「橋本」さんが総裁に決まるのでしょう。自民党が全て派閥の論理で動いているのですから 最後はもっとも人数が多い派閥の代表−「橋本」さんが選ばれるのは、すでに決まっているように思います。まあ 言うなればただの『儀式』にしか過ぎません。
そのうえ、先日読んだ雑誌にはすごい事が書いてあり びっくりしました。内容をかいつまんで言うと以下のようでした。すなわち 森総理大臣が退陣表明した時、自分の派閥から立候補したはずの「小泉」さんの事を「あいつだけは 絶対に総理大臣にはしないでくれ」と、言ったというのです。
いままで 総理大臣が退陣する時に「自分は辞めるけれど、次の総理は○○にしてくれ・・・」と いったりする事はたびたびあったらしいのですが、「こいつだけは 総理にしないでくれ」と 言ったのは初めてだそうです。
なんとなく 無理やり止めさせられた「森総理大臣」の怨念を感じさせる話ですが、今の自民党には「派閥を超えて人気がある。」とか、「国民に支持されている。」とかいう人は必要ないのでしょう。その人が 「国民の支持を一手に引き受けてしまうのは 憎たらしい」みたいな 小姑根性に凝り固まった人の集まり。それが今の自民党の姿なんでしょう。
それでいて、「７月の選挙に勝つ」為に「公共事業」を目的も明確でないまま推進したり 「７月の選挙に勝つ」為に「銀行保有株の買取」を宣言したり 「７月の選挙に勝つ」為に「公的資金を『銀行』に投入」したり 「７月の選挙に勝つ」為に「セーフガードを発動」してみせたり 「７月の選挙に勝つ」為に「・・・・」
数え上げればきりが無いほど多くの『政策』をとり続けてきた。その結果がどうだ！！今の現状が自分達が政策を誤った結果では無いのか？
国民の意見を無視し 金持ちや選挙で票を多く集められる人ばかりが得をする政策を推し進めてきて、「貴方達国民は、国が厳しいんだから我慢しなさいよ」と言う。
機密費は湯水のように 使い放題つかっておいて 「国の財政が苦しいから ここ暫くの間は失業者が増えることも考えれれるけれど 我慢してください」と言う。
誰が乗るのかもわからない「整備新幹線」を 公共事業で推し進めておいて 「銀行は苦しい情勢なので 金利が低くてもやむをえませんよね」と言う。
国民に「痛み」を我慢しろといっておきなら 自分達はどうなんだ。自分たちは、別なのか？
いったい、誰の為の税金なんだ？いったい何の為に 銀行やゼネコンを助けねばならないのか？一体どうして 長い間こつこつ収めていた養老保険が 受け取り額を減らされねばならないのか？
国や政治家がこの質問に答えられない限り 国民の消費が増える事はありえない。誰もが自分の生活・将来を見据えた生活を守る事で精一杯だ。「笛吹けど 踊らず」状態にある事を政治家は知らないのか？それとも 個人の生活なんてどうでもいいのか？そう そうかもしれない。今は自分が議員でいられるかどうかの瀬戸際だ。国民になんかかまっちゃいられない時期なんだろう。
|
