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まず、私の経験から書かしてもらいたいと思っています。
ある日の夜 友人と一緒に街で飲みまわっていました。ふと気づくと 自分達の前を二人組が歩いていました。二人は、韓国人みたいで 大きな声で笑いながら話していました。実は先日 先輩から韓国語をすこし教えてもらっていたので すぐそれとわかりました。
勿論 何をいっているのかはわかりません。私は、その時 なにも考えず「私もちょっと話してみよう」と思い
「ユル イルブンサル ピヨンソ カスミダ！！」と、言ってみました。なまっていましたが、「私は日本人です」という 意味だったと思います。
その声が聞こえたのでしょう。二人組の話は 突然止まり 振り返った二人は 私をにらんだのです。私は 一瞬何が起こったのかがわかりませんでした。多分 酔っていたのでしょう。「何なんだろう。」ぐらいにしか考えませんでしたが、 二人は怒って足早に去っていきました。
日本人であれば、ただの「おふざけ」ぐらいに考えたでしょう。私もそうでした。なにげなくしゃべったこんな言葉が 二人の心を深く傷つけてしまったのです。多分 あの二人は私たち日本人の若者に対しては 別段敵意は持っていないでしょう。日本人の友人も 沢山いることでしょう。個人個人に対しての 敵意というものが彼らには無かったと私は想像します。
それが、私の言葉を「私は日本人だけど 君たちは韓国人だろ。」という意味にとったとしたら。そしてそれを 差別的な意味でとったとしたら。しかも「わざわざ韓国語を使って はずかしめをうけた」と感じたとしたら。
外国人だからといって 私は別段特別扱いしているわけではありません。多分彼もそうでしょう。ただ 彼の心の中に 韓国の歴史がよぎったとしたら・・・。皆さんもご存知のように、韓国は一時日本によって占領されていた。たとえば「つくる会」などは、『それによって 韓国は経済的に発展したし、生活も楽になった』等言っています。しかし、実態はどうだったのでしょう。押し付けられた占領下の時期が日本にもあったはずです。それっを行っていたのが 日本だったとしたら。
多分 過去の日本人は 悪い事をし続けてきたのでしょう。そのいやな記憶を 親から教えられ、学校で教えられ、社会や会社で教えられてきた。その彼らが 日本国民に対して持っている「気持ち」が かれらを怒らせた。
（『個人に対しては 悪意はないけれど、日本の国には敵意がある』という事です）
この事実を見てほしいのです。「つくる会」は 「日本は悪くないし、それは外国や一部の日本人がたくらんだ事」みたいに言っているけど 真実を見てほしい。「こんな冗談を真にうけて怒ってしまうほど抑圧された感情を持たせた日本の過去を 正確に見直しする事から 新しい日本のあり方が見えてくるのではないか。」と考えるわけです。
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